FIWARE Catalogue

FIWARE Catalogue License: MIT

これは、FIWARE カタログを構成するすべての Generic Enabler のすべてのソースコードを保持しているリポジトリです。カタログの目的は、各 Generic Enabler を簡単に紹介し、ユーザと開発者が関連するソースコードリポジトリ、ドキュメント、Dockerイメージに簡単にナビゲートできるようにすることです。

FIWARE の詳細と使用方法の詳細については、FIWARE ツアー・ガイドFIWARE アカデミーステップ・バイ・ステップのチュートリアルを 参照してください。

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コンテンツ

バックグラウンド

FIWARE は、スマート・ソリューションの開発を加速するために、 他のサードパーティのプラットフォーム・コンポーネントと一緒に組み立てることができる オープンソース・プラットフォーム・コンポーネントのキュレーション・フレームワークです。 “Powered by FIWARE” プラットフォームまたはソリューションの主な必須コンポーネントは、 FIWARE Orion Context Broker Generic Enabler です。これは、コンテキスト情報を管理し、 更新を実行し、コンテキストにアクセスできるようにするという、スマート・ソリューションの 基礎となる機能をもたらします。

FIWARE Context Broker をベースにして、補完的な FIWARE コンポーネントの豊富なスイートが 利用できます :

FIWARE はそれを使うか、使わないかではありません。補完する FIWARE コンポーネントを 使用することを強制されるのではなく、他のサードパーティのプラットフォーム・ コンポーネントを使用して、選択したハイブリッド・プラットフォームを設計できます。 コンテキスト情報を管理するために FIWARE Context Broker テクノロジを使用する限り、 プラットフォームには "Powered by FIWARE" というラベルを付けることができ、 ソリューションも同様にその上に構築されます。

インストール

すべての FIWARE Generic Enabler の最新コード・ベースを取得するには :

git clone https://github.com/Fiware/catalogue.git
cd catalogue/
git submodule update --init --recursive
git submodule update --recursive --remote

Generic Enablers

以下のセクションでは、チャプターで構成された FIWARE プラットフォームの Generic Enabler の現在のリストについて説明します。

コア・コンテキスト管理

Orion Context Broker Generic Enabler は、"Powered by FIWARE" プラットフォームまたはソリューションの中核と必須コンポーネントです。高度に分散された大規模な方法でコンテキスト情報を管理することができます。コンテキスト情報の変更を更新、クエリ、またはサブスクライブすることを可能にするシンプルで強力な Restful API である FIWARE NGSIv2 API を提供します。

  • Orion Context Broker は、 現在のコンテキストに関する情報を保持しています。ただし、コンテキスト情報は 時間の経過とともに変化し、コンテキスト履歴を作成します

コア・コンテキスト管理のチャプターの一部としての Orion Context Broker コンポーネントに付随して :

  • STH Comet Generic Enabler は MongoDB 上に、コンテキスト・データ (通常は数か月) の短期履歴を保存するための手段を 提供します
  • Cygnus Generic Enabler は、PostgreSQL, MySQL, MongoDB, AWS DynamoDB などの一般的なデータベースや、Hadoop, Storm, Spark, Flink などの BigData プラットフォームなどを含む、複数のデータ・シンクに注入できる データ・ストリームとして作成されたコンテキスト履歴を管理する手段を提供します

このチャプターでは、インキュベーション中の Generic Enabler のリストを以下に示します :

  • Quantum Leap Generic Enabler は、 時系列データベース (CrateDB と Timescale) に FIWARE NGSIv2 データのストレージを サポートします
  • Draco Generic Enabler は、 コンテキストの履歴を管理するための代替のデータ永続化メカニズムです。 これは Apache NiFi に基づいており、フロー・ベースのプログラミングの概念に 基づくデータ・フロー・システムです。データ・ルーティング、変換、および システム仲介ロジックの強力でスケーラブルな有向グラフをサポートし、 直観的なグラフィカル・インターフェイスも提供します
  • Scorpio Generic Enabler はNGSI-LD Broker です。つまり、NGSI v2 の進化形である新しい NGSI-LD リンクト・データ標準をサポートしています

Core Context Management をサポートする Generic Enablers の詳細情報

IoT, ロボット, サードパーティ・システムとのインタフェース

貴重なコンテキスト情報を収集したり、コンテキストの更新に対応して起動をトリガーする目的で、モノ、ロボット、サードパーティ・システムのインターネットとのインターフェースを容易にする Generic Enabler がいくつか用意されています。

  • IDAS Generic Enabler は、幅広い Iot Agents を提供し、最も広く使用されている IoTプロトコル (LWM2M over CoaP, JSON, UltraLight over HTTP/MQTT, OPC-UA) を使用して、デバイスとのインターフェースを容易にしています。

このチャプターでは、インキュベーション中の Generic Enabler のリストを以下に示します :

  • Fast RTPS Incubated Generic Enabler は、広く知られているロボット・オペレーティング・システムである ROS2 のデフォルト・ミドルウェアとして採用されており、ロボット・システムとのインターフェースに役立ちます
  • Micro XRCE-DDS Incubated Generic Enabler は、パブリッシュ - サブスクライブ・メッセージング・ パターンに基づく IoT 指向のミドルウェアです
  • OpenMTC Incubated Generic Enabler は、OneM2M 標準のオープンソース実装をもたらします。Orion Context Broker とのノースバウンド・インターフェースは、製品の一部として実装されています。

  • Domibus は、確かで信頼できる方法で、ユーザが電子データとドキュメントを お互いに交換する手助けをします

IoT AgentsRoboticsThird-Party Systems の詳細情報

コンテキスト処理, 分析, 可視化

アプリケーションで期待される "スマートな動作" を実現する目的でコンテキスト情報の処理、分析、または視覚化を容易にする Generic Enabler がいくつか用意されています。

  • Wirecloud Generic Enablerは、強力な Web マッシュアップ・プラットフォームを提供し、エンドユーザが高度にカスタマイズ可能なオペレーショナル・ダッシュボードを簡単に開発できます
  • Knowage Generic Enabler は強力なビジネス・インテリジェンス・プラットフォームを提供し、従来のソースや BigData システム以上にビジネス・アナリティクスを実行できます
  • Kurento Generic Enabler は、ビデオ・カメラのセンサーへの変換をサポートするメディア・ストリームのリアルタイム処理を可能にし、高度なアプリケーション機能の組み込みも可能にします (統合オーディオ・ビジュアル通信、拡張現実感、フレキシブル・メディア再生および録音など)
  • Cosmos Generic Enabler は、最も人気のある BigData プラットフォームと統合された状況で、より簡単に Bigdata 分析を可能にします。
  • FogFlow Incubated Generic Enabler は、クラウドとエッジ上の動的処理フローをサポートするための分散実行フレームワークです

以下は、このチャプターのインキュベーション中の Generic Enabler のリストです :

  • Perseo Generic Enablerは、ルール・ベースのシステムを使用して定義された複雑なイベント処理 (CEP) を導入し、HTTP リクエスト、電子メール、つぶやき、SMS メッセージなどを送信するイベントを発生させることができます
  • OpenVidu Generic Enabler は、Kurento の抽象化レイヤーです。 Kurento は、メディア・ストリームから イベントを生成できるメディア処理を実行します。これらのイベントは、Orion にフィードできる IoT のようなデータを提供します

Context Processing, Analysis and Visualization の Generic Enablers の詳細情報

コンテキスト データ/API 管理, パブリケーションとマネタイゼーション

このチャプターの Generic Enabler を使用して、"Powered by FIWARE" ソリューションのアーキテクチャー内のコンポーネントへの安全なアクセスを実装できます :

  • Keyrock Identity Management Generic Enablerは、複数の管理ドメインにわたるユーザおよびデバイスの安全でプライベートな OAuth2 ベースの認証、ユーザ・プロファイル管理、個人情報のプライバシー保護、SSO (Single Sign-On) および ID フェデレーションをサポートします
  • Wilma PEP Proxy Generic Enabler は、OAuth2 ベースの認証スキーマ内でプロキシ機能をサポートします。また、XACML ベースのアクセス制御スキーマ内で PEP 機能を実装します
  • AuthZForce PDP/PAP Generic Enabler は、XACML 標準に基づくアクセス制御スキーマ内の PDP/PAP 機能をサポートします

このチャプターでは、プラットフォームの中核となる Orion Context Broker コンポーネントを介して利用可能な、コンテキスト・データ・リソースの公開と収益化のための Generic Enabler を紹介します。

  • CKAN extensions Generic Enabler は、世界をリードする CKAN Open Data パブリケーション・プラットフォームの現在の機能を拡張し、適時 (right-time) のコンテキスト・データと一致するデータセットの公開、それらのデータセットへのアクセス条件とポリシーの割り当て、価格設定およびデータセットへのペイ・パー・ユース・スキーマを可能にするアドオンを多数提供しています
  • Biz Framework Generic Enablerはオープンな TM Forum Business APIs に基づいて、コンテキスト API /データの収益化にバックエンドのサポートを提供します

このチャプターでは、インキュベーションの Generic Enablers のリストを以下に示します :

  • Idra は、オープン・データセットを 発見するための単一の API と標準メタデータ・フォーマット (DCAT-AP) を提供するさまざまな技術 (例えば、CKAN, SOCRATA, DKAN など) に基づく既存のオープンデータ管理システムを統合することができます
  • APInf API 管理フレームワークは、 API 所有者が API を管理するためのツールです。API を使用してビジネスを 実行するために必要なすべての機能を提供し、API コンシューマが標準 API を見つけて使い始めることを容易にします

Context Data/API Management, Publication and MonetizationSecurity をサポートする Generic Enablers の詳細情報

テスト

FIWARE はインダストリー環境で動作する準備ができています。継続的な品質保証プロセスは、FIWARE Generic Enablers の信頼性のレベルを保証するために実行されています。欧州連合 (EU) が機器に適用したエネルギー・ラベリング・システムに従って、それぞれの Generic Enabler には、異なる側面をテストする際に得られた結果により、カタログ内の全体ラベル (A+++, A++, A+, A, B, C) が割り当てられます。

ドキュメントの検証、機能テスト (Generic Enablers の仕様と API テストの検証)、パフォーマンス、安定性、スケーラビリティなどの非機能テストを行うためのテスト方法が定義されています。このテストは、Generic Enabler の新しいバージョンごとに実行され、次の Generic Enabler のリリースを改善するために、Generic Enabler のオーナーに貴重な洞察を提供します。

テストを定義し実行するためのファイルがオープンソース・リポジトリに公開されているので、すべてのテストは誰でも行うことができます。

テスト結果の詳細は、FIWARE ウェブサイトで確認できます。テスト結果の要約は、下のサブ・モジュール内の各 Generic Enabler について表示されています。

成熟した Generic Enabler は完全にテストされており、FIWARE フレームワーク内で受け入れられている有用な役割をすでに証明しています。インキュベートされた Generic Enabler (🌱) もテストされていますが、まだ FIWARE システムで完全に受け入れられるまで成熟中です。FIWAREへの最近の応募者(🆕) は FIWAREの新人で、今後のリリースでテストを受ける予定です。

License

License: CC-BY-4.0 © FIWARE Foundation e.V.

CC-BY-4.0 ライセンスは、ルート・プロジェクト内のテキストにのみ適用されます。 このプロジェクトには、ライセンスの下で入手した追加のサブモジュールが含まれています。詳細は各サブモジュールの README を確認してください。

いくつかの FIWARE コンポーネントは GPL または AGPL オープンソース・ライセンスの下で配布されています・・・ 私が使用しても安全ですか?

もちろんです。 GPL または AGPL の問題は、これらのライセンスで使用されている “derivate work” (二次創作物) という用語の意味について、さまざまな人が異なる 解釈を割り当てているという事実に主に関連しています。このため、GPL または AGPL ライセンスの下でソフトウェアを使用するだけではリスクがあることを 理解している人もいます (たとえ変更しなくても)。

問題を回避するために、GPL または AGPL を使用してソフトウェアをリリースする ことを決定した FIWARE Generic Enabler の所有者は、次のように述べていることを 公にする必要があります。

バグを修正したり機能強化を組み込んだりするためにこのソフトウェアのソースコードを 修正した結果として派生したソフトウェアは、その製品の派生作品とみなされることに 注意してください。既存のソフトウェアの他の点では変更されていないバージョンを単に uses (使用)、 または aggregates (集約) つまり links to (リンク) する ソフトウェアは、a derivative work とは見なされません。

これは、GPL、AGPL、またはその他のオープンソース・ライセンスの下で、 FIWARE Generic Enablers を使用して開発した可能性のあるソフトウェアを強制的に リリースするというリスクがまったくないことを意味します。